すたーだすとふらぐめんと!

大学生が不定期更新で頑張ります。

『見上げてごらん、夜空の星を』 感想。

元高校生です。

前回のP.Sで書いた通り、『見上げてごらん、夜空の星を』本編同梱パックがソフマップにて中古で安かったので購入させていただきました。

実は二年ぐらい前くらいにころげてをプレイしてから、PULLTOPには注目していました。みあげてはテーマが星空や天体ということで、中学以前までは天体観測が趣味()だった僕自身、楽しみな作品だったのですが、昨年は(精神的にも)色々とあって大変だったので購入する機会を失っていました。

しかし、暇つぶしにご飯を食べるついでに街中に出かけてソフマップに寄ったら、たまたま置いてあったので春音アリス*グラムと天秤に掛けて、こちらを購入しました。アリスグラムはまた後で購入すればいいよねと。

Twitterでは感想を垂れ流したんですが、もっとしっかりと書きたいなと思ってブログに書こうと思いました。

 

プレイしたルートの順番は織姫→ころな→ひかり→沙夜。

選択肢がわかりやすく、最初でどっちにするか迷ったのですが、先に幼馴染二人以外を攻略しよう思って進めていき、織姫ところなはキャラ的に好きな織姫を先に始めました。

たぶん、幼馴染二人を後回しにした方がより深く楽しめるとは思います。というよりは織姫ところなが独立したシナリオ、ひかりと沙夜が似たようなシナリオで、部分的に散りばめられた伏線が効いてます。沙夜→ひかりって行くと沙夜が可哀想になってしまいますが、沙夜のひかりに対するアシストが深く理解できると思います。

 

・共通ルート

全体的に展開が早く、読ませる量はころげてよりは少ないと感じました。しかし、星空が非常に綺麗に描かれているので共通ルートをゆっくりとやればよかったと後悔してます。所々に星や星座について知らない人に対してへの丁度良い配慮が効いていましたね。冬から春にかけての話なのでメインは冬の星です。この時期にピッタリで死にたくなりますね。

とはいえ、夏の星は小学生の頃に結構みんな見ていると思うんですよね。宿題や自由研究とかで夏休みに見た人も居たと思いますが、冬休みでは無い人の方が多いのではないでしょうか。

僕も冬の星の知識はオリオン座とか冬の大三角とか冬の第六角形とかその程度で、夏よりも知らないのが多いですし、エロゲという中々ないような機会で知れたのは嬉しいです。

また、共通でひかり、沙夜、暁斗の幼少期の話が多く描かれており、重要なファクターになりますが、これらを把握していることで二人のルートにきっちりと繋がります。山場もしっかりと描かれていますし、退屈しないと思います。

 

箒星ひかりルート 攻略順序③

個人的にみあげての大絶賛ルート。でも、言っちゃえば青春モノの良くある壁にぶつかって、迷って、乗り越える主人公のようなシナリオ。だけども、主人公の暁斗がサポートに回って、ヒロインのひかりが乗り越えるような展開になっています。

プロジェクト・スターライトの企画の壁に加えて、幼馴染との衝突、そして沙夜のアシストを上手く描き、そして処理をしてたと思います。そして先頭を切って進んでいくひかりの性格に物語を動かす主人公の姿はまるでころげての小鳥のようでした。

一番印象に残った部分は文句なしで終盤の自転車の場面。BGMのWinter diamondと共に、また三人で星を見た幼少期のように戻っていく、狂っていた歯車が戻っていく展開は号泣でした。自転車を漕ぐ暁斗、その後ろで落ちないように抱き付く沙夜、一番後ろで自転車を押すひかりは共通の一番最初を見ていれば、誰もが心に来ると思います。

そこに辿りつくまでの困難を乗り越えて、思い出の場所に向かう前に仲直りした沙夜とひかりと、これ以上に無い展開でした。これが青春です。

 

・天ノ川沙夜ルート 攻略順序④

沙夜が人気投票で一位を取った理由がわかるシナリオ。

ただただ、沙夜の魅力を思いっきりど真ん中165キロのストレートで投げてくる。個人的に好きでは無かった性格をしていた沙夜ですが、それでも滅茶苦茶可愛いと思えるほどでした。

前述の通りで展開は至ってひかりルートと似たようなもので、ひかりがプロジェクト・スターライトをメインにしているとしたら、沙夜は幼馴染三人の人間関係をメインに描かれています。本当にこのままで良いのかと思ってしまう沙夜を二人が支える感じで、これも幼少期の展開を見ていれば、思う所があると思います。

印象に残ったのは三人で見ていた星空がどんどん消えていくのをせめて残したいと思って、ずっと描いていた沙夜のスケッチブックです。これが沙夜ルートのキーになるだけではなく、ひかりルートでは描かれてませんが、沙夜の行動にかなり影響しているんだと思いました。

幼馴染三人がしっかりと描かれたルートだったので、こっちを先にやるとひかりルートがよりわかりやすく、根拠のあるものになるはずです。ただ、少し沙夜が頑固というよりは幼稚かな。

 

・白鳥織姫ルート 攻略順序①

キャラ的にはヒロインの中で一番好きです。可愛げのあるお嬢様の先輩でした。

ヒロインの性格が一番描かれている、やりたい放題にやったシナリオで織姫にはやっぱりどこか周りを巻き込む力を持っていると感じざるを得ませんでした。それでいて、織姫自身に魅力が詰まっていて、良かったです。

印象的だったのは卒業式での吉岡さんに部長を受け継ぐ場面です。織姫の性格である、もっと天文の良さを伝えたいという気持ちと、たった一人の後輩への気持ちを描いていたと思います。終わらせたくないけど、終わってしまう時間を受け継いでもらう。これがFDの吉岡さんルートの面倒見の良さにも繋がっていたのかなと。とある娘はとある娘だよ。

他のルートでは空気になってしまうために一番最初にやってて良かったかなと。そわそわしてるんだろうなあと思うと、可愛いですよね。

 

・日下部ころなルート 攻略順序②

タケちゃんってやっぱり兄だったんだなとわかるルートであり、目標が出来たら真っすぐ向かうころなは悩んだりする幼馴染らとは一味違いました。

ころげての依瑠を思い出してしまったのですが、真逆でありながらも似ている。そんな感じでした。ころげてをやったことある人ならわかるはず…?

でもTwitterで書いた通り、やってることは地味でインパクトが欠けてしまってて、物語としては他の三人よりは弱い印象を受けました。ただ、異なった視点から星空を描けていたのは新しくて唯一無二で良かったです。

電波は実は自分の研究テーマになりそうでもあり、もしかしたら影響を受けたせいで電波望遠鏡に関して卒研でやるかもわかりません。たぶん、やりません。

 

・全体的な感想

とりあえずやって良かった作品です。終わった後のツイッターではプラネタリム行きたいだの、望遠鏡欲しいだの呟いちゃってて、自分がいかに影響を受けやすい性格をしているかがわかりますね。

どこかのブログで語られていたのはモデルが茨城県日立市でころげてと同じみたいですね、ゲーム内で言及されてますけども。神峰山らしいです、登って星空を見てみたいですね。

ころげてとは違って、明確な敵が居ないので燃えてくるシーンってのは少し控えめですが、みんなでやり遂げるという点では青春しているなあと二作連続で思いました。ただ不快になることは全くない作品ですので、ころげてが苦手だなと思う人には勧められる作品です。

高校生=18歳という設定だともうよくわからないんですよね。美晴先生は若くても25,6歳なのかな?どっかでアラサーって言ってたから、物語当初は29歳でFDの先生ルートは31歳なんですかね。

サブキャラがうまいように効いていて退屈はしない心地よさがありました。タケちゃんと先生に関しては最高のサブキャラでしたし、田尻さんが所々で貢献していて大好きでした。

バイノーラル音声良いっすね~。そして音楽と映像が文句無しの100点。

このむつらぼしの会のメンバーを見て、自分も頑張ろうと思えましたし、こんな感じのことをやっている今の高校生や大学生が山ほど居ると思うと悔しい。そう思えるような良い作品でした。

PULLTOPさん、感動する作品をありがとうございました。